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津の国の
こやの
芦手ぞ
しどろなる
難波さし
たる
あまの住ひぞ

 
 

摂津の国
 昆陽の家に書いてある葦手書きは乱れていて、雑な感じがする。
この家は難波の方を向いている漁師の家なのだろう。

(注)葦手書きは平安時代に行われた書体の一つ。

    出典:『鴨 長明集』より


 
 

鴨長明(1155−1216)


鎌倉初期の歌人,随筆家,文学者。「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」で始まる、代表作「方丈記」は人とすみかの無常を主題とした随筆で、『徒然草』、『枕草子』とならぶ「古典日本三大随筆」に数えられる。


 

場所:稲野小学校東

 

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