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吾妹児二
猪名野者令見都
名次山
角松原
何時可将示

 
 

わが 妻に猪名野は見せた。
名次山や角の松原は、いつになったら見せられようか。
※名次山は西宮市名次町の丘陵。角の松原は西宮市松原町の津

     出典:『萬葉集』巻三 二七九より


 
 

高市連黒人(生没年不詳)

奈良時代前期の宮廷歌人。高市氏は県主(あがたぬし)氏族の一つで、古来大和国高市県(今の奈良県高市郡・橿原市の一部)を管掌した。「万葉集」に十八首の短歌が収めれれている。旅中の歌に秀でており、その足跡は、大和・山城・摂津・近江の畿内に加え、尾張・三河・越中の諸国にまで及んでいる。

※「連(むらじ)」とは日本古代の姓(かばね)の一つ。神話の神々の子孫と称し,古くから皇室に従い,大和朝廷で連姓の豪族は臣(おみ)姓の豪族に対抗する地位を占めた。


 

場所:昆陽池公園内

 

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