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世を泥と
見る目も白き
(はちす)かな

 
 

この世を泥のように汚れたものだと見る人の眼には、蓮の花というのは特別白く見えるものですね。

   出典:『画賛』より(柿衞文庫蔵)


 
 

上島鬼貫(1661−1738)

江戸時代中期の俳人。伊丹の酒造家に生まれ、8歳で「来い来いといへど蛍が飛んで行く」と詠んだ。松江重頼や西山宗因を敬慕し,大坂へ出て修業。「誠のほかに俳諧なし」と悟り,芭蕉と前後して真の詩に開眼した点が評価される。


 

場所:昆陽池公園内

 

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