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しながどり
ゐな山ゆすり
行みつの
なのみきにいりて
こひわたるかな

 
 

猪名川の上流の山をゆり動かすように、激しく流れてゆく水と同じく、有名になって流れている名前だけを気に入って、私はずっと今まであなたを恋し続けていたのだなぁ。
有名になった女へのうらみの歌。
                      出典:『猿丸太夫集』より


 
 

猿丸太夫(生没年不詳)

平安時代の和歌の名人三十六歌仙のひとりだが、その存在は定かでなく、幻の歌人である。柿本人麻呂と同一人物であるとの仮説もある。出自には諸説あり、家集「猿丸太夫集」があるが、万葉集や古今集の「読み人知らず」の歌と思われるもので、猿丸太夫作と主張しうる歌はない。


 

場所:猪名川左岸堤防

 

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