トップページ

 



 

 

   

手を取らば
消なむしら雪
はしけやし
この白雪は
わがこゝろ焼く

 
 

手を取るとすぐにも消えてしまうと思われる白雪ーああいとおしい白雪よーこの白雪は私の心を焦がさずにはおかないのだ。 
                      出典:歌集『朝の歌』より


 
 

若山牧水(1885〜1928)

宮崎県日向市の医師の家に生まれた。明治・大正期の代表的な歌人の一人。旅と酒と自然を愛し、ロマン的な歌は広く愛唱されている。熱烈な「白雪」のファンで、伊丹での歌を残している。


 

場所:長寿蔵ショップ横

 

目次