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ありま山
ゐなのささ原
風吹けば
いでそよひとを
わすれやはする

 
 

有馬山から猪名野笹原へ風が吹けば、笹は風にそよぎ、そよそよと音を立てますが、離ればなれになったあなたを思い出します。けっして、忘れたりしないですよ。

                  出典:『後拾遺和歌集』より


 
 

大弐三位(1000年?〜1082年?)

平安中期の女流歌人。紫式部の娘で、本名は藤原賢子。上東門院につかえ,藤原兼隆と結婚。万寿2年に親仁親王(後冷泉天皇)の乳母となる。歌は「後拾遺和歌集」以下の勅撰集に39首みえる。



 

場所:昆陽池公園内

 

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