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たちかえり
みちあるみよに
あはむとや
をなしこやのの
まつむしのこゑ
再びもとの世にたちかえって、
正しい道理の行なわれる天皇のご治世に
会いたいというのであろうか。
それを願う私と同じ心で鳴く
昆陽野の松虫の声よ。
出典:『壬二集』より
藤原家隆(
1158
~
1237
)
平安・鎌倉時代の歌人。藤原俊成の門人で、藤原定家と並び称された。『新古今和歌集』選者のひとりで、新古今時代の代表的な歌人。後鳥羽院、土御門院と親交があり、家集に『壬ニ集』がある。
場所:伊丹市民病院入り口
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