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踏まれけり
花口惜か
今一度さけ
踏まれた落花をしのび、
口惜しければ、もう一度咲けと勇気づけたもの。
出典:自筆短冊より(柿衞文庫所蔵)
池田宗旦(1636~1693)
江戸時代前期の俳人。伊丹で俳諧塾「也雲軒」を開き、伊丹俳諧隆盛の礎を築いた。京の人で、延宝2年(1674)に伊丹を訪れた時、伊丹の酒の虜になりそのまま伊丹に住みついた。句風は豪放磊落で、人の意表をつくものであったと伝えられ、伊丹風俳諧に影響を与えた。
場所:一ツ橋公園内
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