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  津の國の
蘆の葉凌ぎ
降る雪に
昆陽の篠屋も
  埋もれにけり
     
  摂津の国の葦の葉に
おおいかぶさって降る雪に、
篠で葺いた小屋もうずもれてしまったことだ。
ー昆陽の冬景色

          出典:『江帥集』より
 
  大江匡房(1041~1111)

 平安時代後期の学者、漢詩人、歌人。4歳で書を読み、8歳で『史記』『漢書』に通じ、11歳で詩を作り、世人から神童といわれた。後三条・白河・堀河天皇の学問上の師をつとめ、のち参議,権(ごんの)中納言,大蔵卿などを歴任した。著作に「江談抄」「本朝神仙伝」などがある。
 
  
  場所:西天神社境内

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