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千鳥なく
ゐなの河原を
見るときは
大和恋しく
思ほゆるかな
千鳥が鳴く猪名川の河原を眺めていると、
大和が恋しく思い出されることだなぁ。
出典:『古今和歌六帖』より
紀貫之(868頃~945頃)
平安時代前期の歌人、歌学者。三十六歌仙の一人。官位・官職に関しては不遇であったが、歌は当代の第一人者で、歌風は理知的。古今和歌集の撰者の一人。著に「土左日記」「新撰和歌集」など。家集「貫之集」。
場所:猪名川左岸堤防上
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