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ゐにかきて
今唐土の
人に見せむ
霞わたれる
昆陽の松原
絵に描いて唐土の人に見せたいものだ。
ひろびろと一面に霞んでいる昆陽の松原を。
出典:『拾玉集』より
慈円(1155~1225)
平安後期から鎌倉時代の天台宗の僧、歌人。藤原忠通(ただみち)の子。4度天台座主に就任した大僧正。著《愚管抄》で独自の史論を展開し、歌人としてもすぐれ,後鳥羽上皇に重んじられた。「新古今和歌集」に92首のる。家集に「拾玉集」。
場所:昆陽池公園北部樹林内
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