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旧岡田家住宅及び酒蔵

宮の前2丁目





旧岡田家住宅


     
酒搾り遺構


旧岡田家の住宅は、江戸時代の伊丹村中心部の米屋町(現在の宮ノ前二丁目一九三番)に建っています。店舗は棟札によって江戸時代の延宝二年(1674)に建設されたことが判ります。この建物の最初の所有者は松屋与兵衛で、正徳五年(1715)頃に店舗の北側に酒蔵を増築し、酒造を行ったと考えられます。その後、所有者が鹿島屋清右衛門へと代わり、明治以後も幾度かの変遷を経て明治33年に岡田家に渡りました。現在は、伊丹市の所有です。

伊丹の町家としては最も古く、建物の規模や広い土間の様子から、単なる町家ではなく手広く商売をしていたことが伺われ、年代が確実な全国的にも数少ない17世紀の町家として貴重な建物といえます。

酒蔵も江戸時代に酒造業で栄えた伊丹の酒蔵建築の代表的なもので、洗い場、釜屋、店舗と共に一連の構えを残している点でも価値の高いものです。平成4年1月21日、国の重要文化財に指定されました。

平成7年から阪神淡路大震災で壊れた部分の解体修理が四年計画で行われました。となりに宮前通りにあった旧石橋家住宅を移築し、これらの管理棟となる新町家を配して、伊丹市立郷町館を構成し、(財)柿衞文庫、伊丹市立美術館、伊丹市立工芸センターとともに平成13年(2001)6月に「みやのまえ文化の郷」として一般公開されています。





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