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浄源寺 

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浄源寺



浄源寺のいちょう


旧西国街道に沿ったところに、浄土真宗本願寺派の法性山浄源寺があります。当寺の創建は、大永年間(1520年代)といわれていますが、当時浄土真宗は蓮如上人を中心に、精力的な教化活動に取組み、「信心正因・称名報恩」の教えで燎原の火の如く地方に広がり、村々に次々と「念仏道場」が生まれていきました。当寺の記録によりますと、文明15年(1483)頃蓮如上人が有馬に向かう途中、この地に立寄り、南無阿弥陀仏の教えを説かれ、それが「念仏道場」となり、寛永4年(1626)本願寺より寺号を授けられ、浄源寺となったと伝えられています。

当寺の境内には、樹齢330年(推定)元の高さ20メートル幹周り2.8メートルの大いちょう(市天然記念物指定 昭和47年2月7日)があります。このいちょうに桐の木と、ムクの木の二種の樹木が寄生しています。母樹のいちょう(雄株)も巨木ですが、いまも樹勢旺盛で、寄生しているムクの木の径も25センチはあり、寄生状態も極めて良好です。この巨木は、はるか遠方からも望まれ、江戸へ向かう際の一里塚的存在であったともいわれていました。またこのような寄生木は県下でも珍しく、学術的にも貴重な資料とされています。

なお、当寺の西に旧西国街道に沿って歴史的集落の景観を形成する建築物があり、伊丹市景観形成建造物として指定された(第8号・11号・12号・13号)民家が並んでいます。これは下河原地域が西国街道の猪名川の渡し場として、交通の要所であったことを物語っており、江戸時代の歴史的道筋の景観を偲ばせています(但し、景観形成建築物指定第12号は、阪神淡路大震災で倒壊したので指定を取り消されました)。


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