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本泉寺

伊丹二丁目   JR伊丹駅西す


 
 日蓮宗、慈霔山(じちゅうざん)本泉寺は京都本圀寺派の古刹で、1560年(永禄3)3月慈雲院日栖聖人(じうんいんにっせいしょうにん)の開基といわれ、当初は現「ブルワリービレッジ長寿蔵」の西側にあり戦乱で亡くなった人を弔うために建てられたといわれており、中本山として4箇寺の末寺を持っていたと伝えられています。
  現在の建物は寺伝によると当山第6世日秀聖人(ひしゅうしょうにん)の1696年(元禄9)、伊丹の酒造家、鹿島九郎左衛門により再建されました。本堂は市内最大級で桁行19m、 梁行12.5mの重層に見える豪壮な建物です。本尊は日蓮聖人尊定(にちれんしょうにんそんてい)の大曼陀羅です。幸いこれまでの戦火や震災の難を免れ300年以上前の創建当時の威容を今に伝えています。 境内には山門・妙見堂・鐘楼などの建物と鹿島家一族の墓と楠公一族の墓(顕彰碑)があります。
 楠公一族の墓の中央に前三国守楠公(さきのさんごくのかみなんこう)之墓、向かって右に従四位上(じゅしいじょう)小楠公之墓、左に楠正貞墓と刻まれています。
  なぜ本泉寺にあるのか不明。天保年間(1830年代)の伊丹古絵図に記載されているので、江戸時代には既に建っていたと思われます。






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