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遍照寺

鈴原町7丁目







上島鬼貫の句碑 

 
 明井山遍照寺は浄土真宗本願寺派の寺院で以前は東桑津村にありましたが、飛行場拡張建設のため1941年(昭和16)にこの地に移されました。
 本尊は阿弥陀如来立像で他に江戸後期の文人たちの書画も多く保存されています。  境内には梶曲阜が建立した鬼貫の句碑が建っています。

  骸骨の 上を粧て 花見哉    鬼貫

 碑の高さは163cmの砂岩切石で1847年(弘化4)9月に建立したものです。1718年(享保3)鬼貫58歳の作といわれ、梶曲阜は『仏兄(さとえ)翁記』のなかで、この句を絶賛しています。
 句意は「着飾った人々が、花見にうかれているが、しょせん中身は骸骨にすぎない」と人生のはかなさを詠んだ句です。   
 その句碑に対応して、鬼貫の一族だった俳人「机月」が鬼貫を偲び詠んだ
    青梅は その骸骨の みのり哉  机月
の句碑が2004年(平成16)9月に建立されました。






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