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猪名野笹原

東有岡五丁目(東リ敷地内)





猪名野笹原の看板


東リ本社内にある黄金塚古墳看板


この地一帯は猪名野と呼ばれ、笹の原野が拡がり、風にそよぐ笹原の風情は、古くから旅人の詩情をかもしていたとみえ、数多くの古歌が残されています。
その後、荒涼とした笹の原野が次第に開墾されていく中で、一画の笹原が残され、人びとに猪名の笹原の旧蹟として伝えられてきたようで、正保2年(1645)頃の「摂津国絵図」の中にこの地が「いなの小笹」と記され、寛政10年(1798)刊行の『摂津名所図会』には「猪名野笹原」とあります。猪名野笹原を詠った有名な古歌に次のものがあります。

有馬山 ゐなの笹原 風吹けば
いでそよ人を 忘れやはする
(『小倉百人一首』大貳三位)

しなが鳥 猪名野を来れば 有間山
夕霧たちぬ 宿りはなくて
(『万葉集巻七』詠み人知らず)

なお隣接したところに黄金塚といわれる塚があり、埴輪と須恵器が出土しているところから、古墳の可能性が高いとされています。黄金塚は『摂津名所図会』にも「黄金塚」として紹介され黄金伝説も伝えられています。





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