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石つき唄




「石つき唄」は、家屋新築工事の地固め作業の際に唄われた仕事唄です。昔は新築となると、近所の人や親類など、村人が大勢集まり、基礎工事などを手伝いました。その時、建主からの振る舞い酒などを飲み、威勢よく突きながら唄う「石つき唄」は仕事唄であるとともに、建てる家の繁栄を祈る祝い唄の性格も持っています。
この唄は、「伊予のひょうたんじゃ」が「イヨノーヤヒョウタンジャ」、「イヨノーガヒョータイヤ」など様々に訛って変化した歌詞を持ち、四国から中国、そして近畿地方へ広がっていったと考えられています。
かつては、播磨、摂津を問わず、兵庫県下いたるところで聞かれたが、近年の建築作業の機械化に伴い、「地つき」、「石つき」作業そのものが消滅し、仕事唄としての「石つき唄」を聞くことができないのは淋しいことです。


(文章・写真:伊丹市教育委員会「伊丹の文化財」から)

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