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南野神社

南野4丁目






本殿・灯籠 

 
 南野神社は市バス「南野」停留所を西に進みますと了福寺に隣接する地に鎮座しています。境内には松が多く、社殿の後にクスノキの大木が目立ちます。木造の社殿の中に柿葺流造の本殿が祀ってあります。
 草創について『摂陽群談』では「牛頭天王社、祭神は三座で、牛頭天王と相殿に子守勝手の神(二柱)を祭る。僧行基が了福寺草創の時之を祀った」とあります。また、ひとつには了福寺の鎮守神であるという伝承もあります。
 主祭神は須佐男命、少彦名神ですが、これについては経緯もあるようです。1879年(明治12)内務省により「神社明細帳」の作成が命じられたとき、祭神等を明記する必要から定められたものが多いようです。どのような方法で定めたかは不明ですが、何らかの意図をもって旧西国街道を境として、2〜3の例外を除き、その北側はアマツカミ系、南側はクニツカミ系の神々となっています。
 当神社は旧南野村の氏神で、もとは須佐男神社という名称でしたが、1945年(昭和20)12月6日に南野東浦鎮座の少彦名神社を合祀して神社名を南野神社と改めました。また、境内には、灯籠・1692年(元禄5)、鳥居・1739年(元文4)など石造物も残されています。







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