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中野稲荷神社

中野北2丁目






天然記念物  イヌマキ 

 
 ここには、県下随一のイヌマキがあり、県の天然記念物に指定されております。樹齢は400年を超え、樹高は15m、幹周り3.1mあります。
 当地は約390年前、浅野孫左衛門と義弟の渡辺新右衛門らが昆陽村地内の柴野を開墾し、1635年(寛永12)に検地を受け新田中野村が生まれました。当時すでに本イヌマキは当地に根を張り成長を始めていたと思われます。その後1686年(貞享3)に武蔵国忍藩、阿部忠吉の子孫の領有となり、この付近に陣屋が置かれました。その領有は1823年(文政6)まで137年に及びました。また当地には稲荷の社が設けられ、鎮守の森をなしていく間も、イヌマキは成長を続け地域の歴史を引き継ぐ証として人々に親しまれて来ました。地元ではこの付近を「殿さん屋敷」と呼んでいることからも、この場所に陣屋があったことが推測されます。





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