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了福寺

南野4丁目







末広稲荷 


楠野山(なむやさん)了福寺は南野神社の隣に位置し、寺伝いよりますと天平年間(729〜749)に行基によって開基されたといわれています。開創当初は昆陽寺の別院でしたが、後に中誉という僧によって浄土宗に改められたといわれています。
本尊の阿弥陀如来坐像は、坐高82cmで、寄本造、漆箔の皆金色像で法衣を偏祖右肩に着し、結跏趺座した膝上に阿弥陀の定印を結んでいます。玉眼と推奨の白毫とを入れ、頭髪は膨らみがやや顕著で室町時代的感触もありますが、像容全体は江戸時代の様相に従い、膝裏には漆塗りの張板が施され、それには台座に合わせる出柄(でほぞ)を作っているのも当時代の特徴です。膝裏の張板に縁孔があり、そこから内部の納入遺物(半紙8枚綴りの冊子)が取り出され、その奥書に元禄14年(1701)の記年があることから、本像の造立は当時代のものではないかといわれています。
建物については以前のものが老朽化したため、昭和37年に改築し、昭和54年4月に一部増築された木造平屋瓦葺の向拝一間一重切妻造のものが建てられています。また、当寺の敷地内に他に薬師堂・弁財天堂・末広稲荷などの祠が祀られています。






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