トップページ

 
 南北朝時代の日蓮宗の大僧正。初めは真言宗の僧でしたが、後に日蓮宗に改宗しました。日像に師事し、主に畿内から西国にかけて布教を行いました。出自は近衛家ともいわれています。
 1354年(文和3)大覚は西国巡化の途中、伊丹大鹿に立ち寄りました。当地は大旱魃で雨乞いをしていましたが霊験なく、大覚が雨乞いの祈願をした処、奇跡の降雨となりました。その感謝の証として大鹿村挙げて日蓮宗に改宗し、妙宣寺は大覚を開祖として日蓮宗の寺院となりました。世にいう「大鹿皆法華」です。
 更に1358年(延文3)の夏、深刻な旱魃が畿内を襲い、大覚は天皇の勅により、法華経による雨乞いの祈願を行い、たちまち雨が降る霊験が起きました。この功により日蓮には大菩薩、日朗・日像各上人は菩薩号を賜り、大覚自身も大僧正に任ぜられました。

◆大覚ゆかりの場所 
妙宣寺(大鹿4丁目)、竹塚(大鹿3丁目)、御塚(大鹿6丁目)。

■妙宣寺



■大覚ゆかりの竹塚




目次