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 江戸時代の荻野村の集落は天神川の東側(荻野5丁目・7丁目)にあり、それ以外の村域はほぼ田畑でした。田畑への用水は、西之池(荒牧南4丁目)、中之池(荻野8丁目)、東之池(荻野6丁目)から引いていましたが、現在は埋め立てられて西之池は市営荻野団地、中之池は伊丹市荻野スポーツ広場、、東之池は古池公園になっています。
 村の氏神は春日神社で、集落の北方の天神川沿いに位置しています。江戸時代の古絵図によると、天神川は「かいの川」、「貝之川筋」、「かいのかわら」などと呼ばれていたことがわかります。
 地図に表示している「字下神田」は集落では“しもじんでん”と呼ばれていたそうです。この「下神田」や町名変更後の北野6丁目の旧地名「荻野字上神田」は春日神社の祭禮に使う米を作っていたことから付けられたという説もあります。
 その他にも地図に表示していますように旧地名がありましたが、平成19年3月5日の住居表示の実施により使われなくなりました。
 
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