1 |
蟇股 |
かえるまた |
一般に斗栱と斗栱の中間に置かれて桁を支えるものをいう。カエルが股を開いたような形の曲線を持っていることからこの名が付いているという。 |
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2 |
宝髻 |
ほうけい |
菩薩などの像が頭頂に結んでいる髻(もとどり) |
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3 |
岡田糠人 |
おかだぬかんど |
江戸時代後期の伊丹の俳人。通称鹿島屋利兵衛、酒造業・鹿島屋を営む傍ら俳諧をたしなみ、幕末の伊丹俳壇において山口太乙と双璧といわれ共に、大坂、花の本林曹に師事しました。庭にある頼山陽の柿木に因み「柿園」と号しました。梶曲阜、山口太乙とともに鬼貫の句碑を建てました。 |
4 |
絵様繰形 |
えようくりがた |
絵様(えよう)は肘木などに彫った唐草文様や若葉・渦などの文様。
繰形(くりがた)とは木の先などをえぐりとって彫刻された部分。 |
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5 |
火闌降神社 |
ほすせりじんじゃ |
空港建設で立ち退きになった火闌降神社は桑津神社に移転合祀されました。 |
6 |
厩戸王 |
うまやどのおう |
「聖徳太子」のこと。聖徳太子は死後につけられた称号で、近年の研究では厩戸王に当たる可能性が高いとされています。最近の学習指導要領案では「聖徳太子」は「厩戸王に変更されています。荒牧の容住寺には聖徳太子が立ち寄った時に腰掛けたと伝えられる石が残されています。 |
7 |
猩猩 |
しょうじょう |
古典書物に記されている架空の動物です。能の演目になっています。かつて伊丹でも能が盛んに演じられており、鉄道の切符のデザインに描かれていました。 |
8 |
亀趺 |
えふ |
亀の形に彫刻された、石碑の下の台石。鴻池稲荷祠碑の台石にみられる。 |
9 |
蟋蟀 |
きりぎりす |
荒村寺には、上島鬼貫の歌碑「古城や 茨ぐろなる 蟋蟀」がある。 |
10 |
胞衣壺 |
えなつぼ |
胞衣(人間の胎盤)を埋納する際に納める容器(壺)。生まれた子供の健やかな成長や立身出世を祈り家の間口や土間に埋納する習俗において用いらました。旧石橋家住宅跡で、8固の胞衣壺が発見されています。 |