トップページ



 

 荒牧には口丸稲荷という小さな稲荷があります。明治の初め頃、荒牧に大火が有り、また天王寺川の堤防がよく切れたりと、天災・人災が多かった。村人が京都の寺に参った時、「信心が足りないからだ。荒牧の鬼門を祀れ」とお坊さんに言われた。そこで、荒牧の鬼門に当たる場所は口丸氏の所有地で、隣に竹藪が有り、そこを開いて稲荷を祀ったと伝えられています。お祀りしている祭神は正一位高姫稲荷大明神です。現在は天日神社の管理となっています。
 以後、7月21日を稲荷祭とし、午前中は天日神社で礼祭が行われ、日が暮れてから、浴衣を着て荒牧の者が参った。
 最近では、7月21日の夜は稲荷神社の前の道は車両通行止めとし、子供の書画展を開催します。昔は花火の打ち上げや伊丹の傘飴や駄菓子屋が店を並べていました。
現在は若中、子供会が中心となって、子供の書画展は勿論、金魚掬い、ヨーヨー釣り、綿あめ、夜店くじ、カキ氷やアイスクリームなど、最後にビンゴゲームが行われます。ピーク時には前に歩けないほどの人が出ます。

 (林 記





目次