トップページ

 「いたみアーカイ部」潜入リポート

 パソコンやスマホで調べごとをするとき、よくウィキペディア(Wikipedia)を使います。幅広い分野の内容がかなり詳しく書かれていて、利用すると便利です。このウィキペディアは誰でも書くことができるというのは知っていましたが、実際に書いている人に出会ったことがありません。 「伊丹の文化財をウィキペディアに掲載している部活動がある」と聞き、6月21日(日)、ことば蔵を訪ねてみました。
 その名は「いたみアーカイ部」。アーカイブ(保存・記録)をもじった名称ですが、伊丹の風景・景観を歴史の記録として次世代に伝えていこうと活動されています。書籍や冊子などの紙媒体、ウィキペディアや映像、動画等のデジタルコンテンツに残すべく、毎月1回ことば蔵に集い、打ち合わせをされています。
 私が訪ねた日は新型コロナウィルスの感染防止対策で先着8名と限定されていましたが、私を含めて、8名が集合しました。今回のテーマは「加茂井」。加茂井は17世紀中ごろに作られた灌漑用水路で、川西市から伊丹市に流れています。今年の初め、現地調査を兼ねて、部に参加するメンバーで歩かれたそうです。
 「加茂井」の概要からはじまり、歴史・流路・流域の史跡など、どのように調査するのかをメンバーで話し合われました。会では以前「昆陽井」を調査しウィキペディアに掲載した実績があり、今回もそれぞれが持参したパソコンやスマホを操作しながら、意見を交わされていました。
 わが会のホームページに掲載されている「加茂井」(火曜会通信・町の小さな文化財)の記事も参考にされていました。
 毎月1回、ことば蔵で例会があり、参加無料です。研究テーマがあれば、ぜひ参加して意見交換をしてみてはいかがでしょうか?


                                  (金川 記)
目次